(仮訳)インド産のコウヤクタケ類の新属、Cordochaete
Sanyal, SK. et al., 2013. Cordochaete (Agaricomycetes), a new corticioid genus from India. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2013/00000123/00000001/art00013 [Accessed July 1, 2016].
【R3-03069】2016/07/02投稿

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3行まとめ

インド、ウッタラーカンド州で採集されたコウヤクタケ類の一種を検討し、新属新種Cordochaete cystidiataとして記載した。
本種は被子植物の腐朽材に生じ、子実体は背着生で淡橙色~帯灰橙色、”hyphal cordon”を有し、シスチジアに結晶を伴うことなどで特徴づけられた。
本種は形態的にPhlebiopsis属およびRhizochaete属に類似していたが、”hyphal cordon”を有する点や呈色反応、シスチジアの分布などで区別された。
India, Uttarakhand, Haridwar, Chandighat

(新種)

Cordochaete cystidiata Sanyal, Samita, Dhingra & Avneet P. Singh
語源…(属名)cordonを有するRhizochaete属/(種小名)シスチジアの
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【よく似た種との区別】
Phlebiopsis gigantea(カミカワタケ)
本種と異なり肉が緩いのではなく非常に詰まっている
本種と異なり”hyphal cordons”を有するという特徴を欠く
本種と異なりシスチジアが子実層のみではなく子実体全体に分布する
Rhizochaete radicata(キヒモカワタケモドキ)
本種と異なり子実層面がKOH+赤色~紫色
本種と異なり”hyphal cordon”がKOH+赤色~紫色
本種と異なり子実層が密でない
本種と異なり子実下層が密でない
本種と異なり子実体形成菌糸層の菌糸にKOH溶解性の褐色顆粒を含む